最初に結論

AI流入と問い合わせを計測する

GA4では、トラフィック獲得のセッションのデフォルトチャネルグループでAI Assistantを確認し、参照元と流入ページを掘り下げます。GoogleのAIによる概要・AIモードはOrganic Searchに含まれるため、AI AssistantだけをAI検索全体の数値として扱わないことが大切です。

  • AI Assistantと、GoogleのAI検索を含むOrganic Searchを区別する。
  • セッションの入口と、最初に読まれたページを対応させる。
  • 計測できた訪問・成果を、表示や引用の全体数と混同しない。

AI流入の入口から、成果まで確かめる

  1. 01
    チャネル

    AI Assistantなど対象を決める

  2. 02
    参照元

    実際に記録された入口を見る

  3. 03
    着地ページ

    最初に読まれた内容を確認

  4. 04
    成果

    定義したキーイベントを照合

同じ期間とセッションの条件で、各項目を対応させて確認します。
01

AI AssistantとOrganic Searchを区別する

2026年10月11日時点のGoogle公式資料では、デフォルトチャネルにAI Assistantが用意されています。ChatGPT、Gemini、Copilotなどの参照元から来た訪問を扱い、GoogleのAIによる概要とAIモードは対象から除かれます。これらGoogle検索内のAI機能からの訪問はOrganic Searchに含まれます。

AI Assistantが増えたことだけで、すべてのAI検索で表示や引用が増えたとは言えません。分類の定義と対象期間を確認し、何を測っているかを記録してから比較します。

02

トラフィック獲得で、セッションの入口を見る

今回の訪問の入口を見るときは、セッションのディメンションを使います。初回ユーザーの参照元は、その人が初めて来た入口を示すため、今回の訪問経路とは異なる場合があります。画面名やメニュー構成はプロパティの設定によって変わるため、ディメンションの範囲も確認します。

  • 対象プロパティと期間を確認し、トラフィック獲得レポートを開く
  • セッションのデフォルトチャネルグループでAI Assistantの行を確認する
  • 必要に応じて比較やフィルタで対象チャネルへ絞る
  • セッションの参照元/メディアへ切り替え、実際に記録された入口を確認する
  • セッション数と、設定済みのキーイベントを合わせて見る
03

流入ページと成果を、同じ条件で照合する

ランディングページレポートや探索で、AI Assistantのセッションと流入ページを対応させます。コラムに着地しているなら、本文から関連情報やサービスへ進めるかを確認します。成果の計測は、ボタンのクリックと実際の送信完了を区別して設計しましょう。

流入ページと成果を、同じ条件で照合する
見る項目確認する疑問
セッションのチャネルどの分類の訪問を見ているか
セッションの参照元/メディアどのサービスなどから来たか
ランディングページ最初にどの内容へ着地したか
セッション・エンゲージメント訪問数と、サイト内での行動はどうか
キーイベント問い合わせや申込など、定義した成果が記録されているか
04

参照元と独自の分類ルールも確認する

Googleの現在の定義では、参照元がAIアシスタントのリストに一致する場合に、メディアがai-assistantとして扱われます。画面で確認できる値を見て、過去のreferralの数値と一律に同じ条件だとみなさないようにします。

独自の集計が必要なら、カスタムチャネルグループを検討できます。実際の参照元に合う条件を使い、分類の順序と対象URLを確認します。「ai」を含むだけの広い一致条件などで、関係のない参照元までまとめないよう、集計後の値を照合しましょう。

カスタム分類は、既存の計測データを整理する方法です。参照元が記録されていない訪問や、サイトへ来なかった引用まで復元する仕組みではありません。

05

GA4だけで、AI検索の全体を判断しない

GA4はサイトで計測できた訪問や行動を扱います。AI回答内での表示や引用、参照元が失われた訪問など、すべてを数えられるわけではありません。同意設定やタグの動作も、取得できるデータに影響します。

Google検索内の生成AI表示はSearch Consoleの対象レポート、Bingの引用状況はBingの機能など、入口側の資料と分けて確認します。月次の記録には、対象チャネル・期間・ランディングページ・成果の定義・変更日を残し、少数の成果を過大に評価しないようにします。

QUERYAの実践提案

AIから来たコラム読者の、次の行動を調べる

たとえば、AI Assistantの訪問がコラムへ集まっているものの、サービスの比較や相談へ進めたかがわからない場合です。

見直したい状態
AIに関連しそうな参照元のセッション数だけを集計し、どのページに来たか、問い合わせが完了したかを見ていない。
改善の方向
対象チャネルと参照元を確認し、ランディングページとキーイベントを同じ条件で照合。関連情報への導線と送信完了の計測を点検する。

確認を進める3つの手順

  1. 分類と期間を確認する

    AI Assistantの定義、実際の参照元、比較する期間を記録します。

  2. 流入先を対応させる

    ランディングページレポートや探索で、対象のセッションとページを照合します。

  3. 成果の計測を点検する

    キーイベントが実際の送信・申込完了に対応するか確認し、計測範囲を明記します。

よくある疑問

AI Assistantには、GoogleのAIによる概要も含まれますか?

2026年10月11日時点の公式定義では含まれません。GoogleのAIによる概要とAIモードからの非広告の訪問はOrganic Searchに含まれます。Google検索内のAI表示を調べる際は、Search Consoleの対象レポートも確認します。

AI Assistantがゼロなら、AIに紹介されていないのでしょうか?

その数値だけでは判断できません。サイトに来ない表示・引用や、参照元を確認できない訪問もあります。計測設定と対象期間を確かめ、入口側の表示・引用データとは分けて考えます。

一次情報・公式の参考資料

確認日:。本文で使用した公式資料です。現在の提供条件は、以下の原資料でも確認できます。

この記事の更新履歴

  1. 公式資料を確認して公開。判断の流れを示す図解、具体的な見直し例、実践手順、よくある疑問を掲載。

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